今日はインタビューさせていただきます。どうぞ、宜しくお願いします。
<N氏>こちらこそ、宜しくお願いします。
今回、当サイトへインドネシアの悪質な送り出し機関があるとご連絡いただき、本日のインタビューとなったわけですが、LPK-C〇S(以後、C社)とN氏との出会いから聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
<N氏>はい、コロナ期間中の2021年に私がインドネシアの送り出し機関向けにオンラインの勉強会を開催しており、そこでC社のD社長と出会いました。第一印象は日本語もうまくとても誠実な印象を受けました。
その勉強会はどのようなテーマの勉強会だったのでしょうか?
<N氏>簡単に言いますと送り出し機関の経営戦略に関する勉強会です。2021年は大手のベトナムの送り出し機関が一斉に数十社ライセンス取消になったり、ベトナム人実習生の犯罪のニュースが毎日報道されていたので、近いうちにベトナムから第三国へ切り替える時期が来るだろうと先を読んでおりまして、その時に備えてインドネシアの送り出し機関が取るべき経営戦略について私が講義をしておりました。
なるほど、日本人の方から送り出し機関の経営について学べる勉強会だったのですね。
<N氏>はい、中国やベトナムのようにインドネシアはなってほしくなかったので、私が持っている知識は勉強会を通じて全てお伝えしておりました。
その後、どのような経緯でC社と関わるようになったのでしょうか?
<N氏>3ヶ月間の勉強会が終了した後、D社長よりC社の経営に継続に関わってほしいとオファーの連絡を貰いました。コンサルティング契約を結び、2022年よりC社の経営に関わるようになりました。
Nさんの業務は具体的にはどのような内容だったのでしょうか?
<N氏>色々ありましたけど、メインは新規取引先の開拓でした。ベトナムから第三国への切り替えを検討している監理団体へ営業しC社と協定書を結び、実習生のオーダーを獲得するため毎日営業活動しておりました。
なかなか大変そうな業務ですね…
<N氏>大変でしたよ。今はインドネシア実習生を受け入れている監理団体多いですが、当時はまだまだで。
「インドネシアってどこにあるの?」「イスラム教ってアブナイでしょ?」など実習生の提案以前の知識レベルの監理団体が多かったので、とても苦労したのを覚えています。
でも1年で15社前後の監理団体と協定書を結び、実習生のオーダーも50名近くいただけました。
2022年のC社の実習生事業の売上の50%近くは私の案件だったと思います。
凄いですね。C社の売上に貢献されていますね。
<N氏>1年目にしては私は良い結果を残せたと思っておりましたが、おそらくD社長はそうは思っていなかったんだと思います。D社長は「協定書を結んだ組合からのオーダーはまだ来ないのか!?」といつも言っていたので…
そんなに簡単にオーダー貰えませんよねー?
<N氏>そうなんですよ、実績がほとんどないインドネシアの送り出し機関が監理団体と協定書を結んでもらうだけども大変なのに... 協定書を結んだらすぐにオーダーが貰えるものだと思ってるんですよ‼
監理団体も受入企業にインドネシア実習生の営業をこれからはじめるので、オーダーが来るまで時間がかかるケースもあるし、こちらサイドでコントロールできる部分ではないと何度も伝えたんですが理解してもらえてなかったと思います。